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金亀城そして玄宮園への誘い(いざない)

 夏、深緑の彦根城では、蝉たちの競い合う声が終日絶えません。9月に入り朝夕涼しく凌ぎ易くなる頃、秋の虫たちの出番がやって参ります。夕闇迫る頃、彦根城二の丸搦手(からめて)の玄宮園では、鈴虫、まつ虫、こおろぎ等などが、江戸文化の贅を尽くした大池泉回遊庭園で、秋の訪れを感じさせる心地よい音色で、絶妙の音風景を演出してくれます。
 この庭は四代藩主井伊直興が延宝五年(1,677年)に造営した大名庭園です。中国唐代の玄宗皇帝の離宮になぞらえ玄宮園と命名されました。面積2万8千平方メートルの庭園で、四季折々の景色が訪れる人々を魅了して止みません。
 国宝彦根城を望むここ玄宮園を舞台に今年も9月1日から10月1日まで「虫の音を聞く会」が催され、夜毎大勢の方々が、庭内の幽玄の世界を愛で(めで)、鳴く虫の音に耳を傾け、得も言われぬ時の流れを味わっておられました。また、11月15日から12月3日まで「錦秋の玄宮園ライトアップ」が夜間特別公開されます。
 私ども彦根ボランティアガイド協会では、年間を通して国宝彦根城・名勝玄宮園のご案内をさせて頂いております。花の香り、蝉しぐれ、虫の音、紅葉、雪景色と、春夏秋冬の四季を通して優雅な景観をお楽しみ頂けます。ご来彦の節のご用命を、お待ちしております。

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