イベントレポート
彦根サウンドラリー2007 加藤登紀子コンサート
9月16日(日)午後6時30分から彦根城博物館能舞台で、加藤登紀子さんのコンサートが行われました。
開催日が、同じく当実行委員会主催の「佐和山一夜城復元プロジェクト」と重なってしまい心配されましたが、予定の300席が発売と同時にほとんど完売状態となり、その後の多くのご希望の方には、お断りしなければならない程の人気ぶりでした。さすが、“おトキさん”です。
当日の会場は300席全てが自由席で、6時開場のところ、5時過ぎから多くのお客様がお越しになり、6時の時点では既に行列ができていました。
開場と同時にお待ちの皆さんは、それぞれに良い席へと急ぎ入場されました。
ところで、コンサート会場となった彦根城博物館能舞台は、約200年前に造られたもので、表御殿が解体される時に同時に解体し、保存されていましたが、20年前に彦根城博物館として表御殿を復元した時に元あった場所に戻されました。
その能舞台のしくみは、実は、他の能舞台と異なる特殊な構造をしています。通常、能舞台の下には瓶が埋め込まれ、足で床を踏み込んだ時に足音が反響されるように造られているそうですが、彦根城博物館の能舞台は、床下が掘り下げられ、全体が反響するようになっており、能の演者である茂山家によると「日本一」という評価をいただいているようです。
そのため、この能舞台は、一度に多くの人が乗り込み床に負担を掛けないよう日頃から注意を払いながら使われているものと聞いていますが、加藤登紀子さんのコンサートに際しては、床の上をカーペットで養生し、ピアノを置く場所には、さらに板を敷くなどし、一箇所に荷重がかからないようにして、コンサートに備えました。
さて、当日の加藤登紀子さんの出で立ちは、鮮やかな赤いドレスに身を包まれての登場でした。これがまた、200年の能舞台と対照的で、照明にも映え、とてもエレガントでした。
コンサートが始まり直ぐに感じられたことは、通常のコンサートホールと異なり、この能舞台は、2方向から舞台を囲むように300席が用意されていますので、全ての席がS席であるという印象を持ちました。
加藤登紀子さんは、皆様ご存知のとおり、数々のヒット曲をお持ちのヒットメーカーですので、それぞれの方の思い出に残る曲も多かったことと思います。
最近のTV番組でおなじみの「Now is the time」やシャンソン曲「愛の賛歌」、「百万本のバラ」などを歌われ、時々、自らの話やお母上の話なども交えながら、歌われていました。
アンコールでは、今や滋賀県民のテーマソングとなった「琵琶湖周航の歌」も歌われました。
全てを通して素晴らしいアーティストとプレイスメント、さらにこのシチュエーションを考えるとコストパフォーマンス的には、大いに満足していただけたコンサートになったと考えております。
一曲歌われるごとにそのメロディーとともに、ヒットした当時にタイムスリップしながら、聴き入っていただけたのではないでしょうか。
彦根サウンドラリー2007の初回を飾る秋のロマンティックな夜でした。
なお、当日の演奏曲は、次のとおりでした。
♪ 島唄
♪ Now is the time
♪ エージデー 母よ
♪ ひとり寝の子守唄
♪ 美しい昔
♪ 檸檬 Lemon
♪ 夜の通行人に捧ぐ
♪ 野ばらの夢
♪ La vie -今ここにいること-
♪ 蒼空
♪ 愛の賛歌
♪ 百万本のバラ
♪ 琵琶湖周航の歌
♪ 千の風になって






