火蓋を切る

映画「武士の一分」、ついに公開されました。
彦根では、ビバシティ彦根3Fにあるビバシティシネマで上映されています。

井伊直弼が17歳から32歳までを過ごした埋木舎(うもれぎのや)前、中濠沿いで、今年2月に映画の撮影が行われました。そのシーンでは、主演である木村拓哉が……。ここから先は、映画館で。
ビバシティ内では、映画公開に合わせ、「武士の一分パネル展」も同時開催しています。そちらの方も、ご覧いただけたらと思います。

先日、「第5回近世中世城跡琵琶湖一周のろし駅伝」に参加した時に、彦根鉄砲隊の方に火縄銃について各部位、打ち方などをご指導いただきました。

火縄銃の打ち方は、
1.銃口から火薬を流し込む。
2.銃口から弾を入れる。
3.さく杖(火薬を銃口に押し込めるために使う棒)を銃口から入れ、火薬と弾を突き入れる。
4.火挟みを起こす。
5.火蓋を開き、火皿に口薬を敷き火蓋を閉じる。
6.火縄の先をつまみ、息で灰を吹き飛ばし火挟みに挟む。
7.目標を確認し、火蓋を開く。
8.据銃体勢をとり、照準器である目当(めあて・けんとう)で照準を合わせる。
9.引金を引く。

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※写真の赤丸で囲んだところに火挟みと火皿・火蓋があります。青丸の部分が目当になります。


「火蓋を切る」という言葉は、「火蓋を開いて点火する」ということから転じて「戦い・争い・競争などが始まる」という意味で使われてます。火縄銃で火蓋を切った時点で戦が始まるということです。
ちなみに、「目当」も火縄銃の部位名、照準を合せる動作から、「物事を行う場合などの基準」という意味で広く使われるようになりました。
「火蓋」も「目当」も火縄銃に語源があったのですね……。


「武士の一分」……木村拓哉演じる三村新之丞の戦いの火蓋は切られました。

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